2020年5月20日 水曜日
コラリーさんの場合(Le parisien誌の記事から)
コラリーさんは3月15日からパリのアパートでconfinementに生活に入りました。
コロナウイルスにかかるのを恐れて、confinementを忠実に守ることにしました。
マクロン大統領のスピーチの一週間前に、すでにコラリーさんは自分の意思で家の中からなるべく外出しないことを決めていました。
それからコラリーさんと家族はアパートの外にはほとんど出ていません。規則正しい生活のために、1日のやることリストを設定しました。コラリーさんは5歳の息子の勉強をサポートしながら楽しいアクティビティを考えます。家の外に出るのは3日おきに建物の中の中庭にのみでした。その時には息子と一緒に体を動かし、郵便物の確認をします。
食料や日用品はデリバリーサービスのあるスーパーマーケットや直接地元の生産者から配達してもらいます。食卓に並ぶメニューは限られますがコラリーさんは家の中にいることを優先しました。
コラリーさんは68㎡のバルコニーもないパリのアパルトマンに息子と夫と一緒に暮らしています。(パリのアパルトマンにはバルコニーのある階は限られています)
彼女は教師なので、confinementの始まりと共に出勤することはなくなりました。
退屈をしないように毎日何かしらの予定を立てるように心がけています。
彼女も多くのフランス人同様にこのconfinement生活で始めたインターネットを使った友達とのアペロ(=食前に友達とカフェや自宅で軽くお酒とおつまみを食べること)を楽しみます。
コラリーさんはこのConfinement生活を経験することによって、今後は環境に優しい新しい生活のプロジェクトを始めようと考え始めています。
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この期間のパリは問題化していた空気汚染も大幅に改善して、青い空が広がり爽やかな空気を満喫出来ました。
パリ市内の墓地に狐が姿を見せたり、ルーブル宮近くの道を鴨が歩いていたり、環境には良いことも。この体験をもとにパリの環境問題に関心をもつパリジャンも増えたような気がします。